|
CONCEPTからの その先の想いについて |
TOP > CONCEPT その先。。。 |
前のページでは、『家づくり』を楽しもう!なんて、 家を建てることが気軽でいかにも楽しそうなことを書いていますが、 実際に家を建てるって、けっこう苦しいことの方が多かったりするんです。 私は建築の設計を生業としておりますので、住宅をはじめ多くの建築の設計に 携わってきました。 しかし、自分自身の『家づくり』をしたことは一度だけです。 この一度だけ設計者ではなく施主という立場になりました。 それまで設計者としてお施主様の立場を十分に理解して設計をしてきたつもりでしたが、実際に施主となってみたとき、今までに体験したことの無い、 思いもよらなかったことがたくさんありました。 この経験から『家づくり』を楽しむことの難しさ、そして大切さを強く想うようになり、より施主の立場に立って『家づくり』を楽しむことができるようサポートすることを心掛けて取り組むようになりました。 『家づくり』という表現で『つくる』という言葉を平仮名としております。 それは、家をつくる時、お施主様、不動産会社の方、設計者、現場監督、大工さんをはじめとする職人さん達などなど、とても多くの人々が関わって家ができあがり、関わる人それぞれにとっての『つくる』が積み重なることでようやく一軒の家が完成します。 英語でいうなら、 design create build construct make manufacture produce compose などと、いろんなレベルでの『つくる』で家が出来上がります。 家が完成に近づく時、そして住み始めた時、この積み重ねを実感して、 『楽しかった』と思うことができる家となることでしょう。 家の完成で、設計者としての『家づくり』は終了します。 ですが、お施主様ご家族による『家づくり』はスタートしたばかりです。 住みながら長い年月をかけ『家づくり』を楽しんで頂き、末永く愛して頂ける家、 そんな家となるように一緒に『家づくり』を楽みましょう。 GOOG建築設計室 後藤隆史 |